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【ネタバレ感想】 映画プリキュア見てきました!

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見てきました 映画『スタートゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』

一言で言うならめちゃくちゃ面白かった。 今まで見てきた秋映画(5,GoGo,ハートキャッチ,スイート,スマイル,ドキドキ,魔法つかい)の中で一番好きでした。

なので、興奮冷めやらぬ内に感想をつらつらと書き残しておこうかなと思います。


以下ネタバレ注意













目次
1.雑感
2.覚えてる限り感想


1.雑感
何が面白かったかって全部だから説明のしようがないのですけども、具体的にはまとまったストーリー、可愛いキャラクター表現、迫力あるバトルシーン
この辺りですかね。

・まとまったストーリー
秋映画のあるあるパターンはだいたい本編と切り離すために別世界(スマイルの絵本の世界、ドキドキの過去の世界等)へ飛んで、そこで普通に過ごしてるけど突然異変が⇒敵のバックボーンの解説⇒映画ゲストキャラの力で限定フォームに変身して逆転 みたいな展開です。
この場合描かなければいけないものが、『別世界』『ゲストキャラ』『敵』『ゲストキャラとプリキュアの関係』と多く、大抵破綻してどこかの描写が薄くなり結果つまんなくなることが多いです。 が、今回の映画は『ひかるとララとユーマの関係』をメインにして、敵はその辺の小悪党、劇場限定フォームもあくまで小悪党狩りに使うだけ、とすることでメインテーマをきちんと描けたのかな と思います。
これはスタプリという作品独自の特色によるところが大きく、ドキドキのように話がギチギチに詰まってサイドエピソード作りにくいということもなく、他キュアと違い舞台を宇宙としてることで広い世界観からUMAという超常の存在、またそれを狙う特にバックボーンのない小悪党ハンターというキャラを自然に出しやすい環境だったのでしょう。 これはスタプリが今まで描いてきた『冒険』のテーマが結実したもので、スタプリの方向性が間違ってなかったということなのかなー と思います。

・可愛いキャラクター表現
スタプリはキャラクター表現がやや淡白かなぁと思っています。
前述の通りスタプリのテーマは「冒険」がメインで、キャラの内面を掘り下げるような話はやや少なく、いわゆるキャラ萌えな回がないことがやや不満でした。
(少し脱線しますが、キャラ描写が淡白なだけで、描写の少なさの割にスタプリのキャラは十分たってると思います。 よくある冒険回での異星人とのコミュニケーションをとっても、ひかるは好奇心のままに積極的に関わって行き、ララは原住民との関わりはなるべく抑えようとし、えれなは異星人であってもまず相手を理解しようと動き、まどかは関わりに消極的で、ユニは干渉そのものに否定的、と5人それぞれスタンスが違っています)
しかし、この映画では主に前半パートでひかるとララを中心にキャラの可愛さを魅力的に描けていました。 ひかるもララも感情豊かに表情をコロコロ変え(これはプリキュアらしいと言える部分ですかね)特にララの触覚は言外の感情を表現する意図で有効に使われていました。 『ララがひかるの家にお泊りする』『夜通しUMAや超常現象についてひかるがララに語る(それまでひかるは宇宙の趣味を自分だけのものとしていて、誰かと共有することがなかった)』などは本編で見たいなぁと思っていた部分なのでこうして見られて大満足です。

キャラクター表現としては、今回のゲストキャラのユーマも魅力的に描けていたと思います。 『言葉が喋れない』という触れ込みでしたが、実際はSEと表情でシンプルに感情表現を行えていました(年によっては表現が間延びするものもあるので、個人的にはこれくらいの描写が単発の映画として丁度いいかな と)

・迫力あるバトルシーン
スタプリは戦闘が面白くないです。 プリキュアで戦闘が面白いことの方が珍しいですけど、それにしてもスタプリはまほプリよりマシレベルのつまらなさです。
ですが今回の映画は違いました。 12の星座フォームを全て使い切った上で全部のフォームを活躍差別化出来ていました(かに座とうお座は微妙だけど) TV本編で不満だった『プリンセスカラーペンを使ってもエフェクトが変わるだけで同じ技じゃん』という点に答えてくれました。 ていうか本編に少しでいいから取り入れてくれんか。
星座フォーム以外にもキャラクターの戦闘スタイルの差別化も表現出来ていて、大味になる巨大戦での元気玉的な決着がなかったこと含めてバトルシーンの満足度は高かったです。
(いやまぁ、唯一文句あるとしたらセレーネのやぎ座アローがグネグネ曲がるタイプだったことだけど、弓矢ならまっすぐ飛んで欲しい)


2.覚えてる限り感想メモ
(ここからメモスタイル)

・OP戦闘
キャラ紹介のテロップの感じがマーベルみたいだなって(マーベル見たことないけど) プリキュアだとDX2とかスイートとかの奴がイメージ近いかな。 かっこいい。
前に「キュアスターグラスホッパー(伝われ)で宇宙跳ね回る戦闘を劇場版クオリティでやったら楽しそう」て言われてたけど、今回はそういう戦闘なかった。 後半の宇宙戦闘はガンダムだ。
て言うか、スタプリでの宇宙戦闘これが2回目だよな……

・家がないルン~!
ホームレス宇宙人の誕生である。
今までのプリキュアのこの手のキャラってなんやかんや誰かの家に居候してるイメージなんだけど、ララはロケットで寝てるのか。
ロケットパクっていくユニ中々の畜生だよな、流石怪盗。

・やっぱりえれなかまどかのところにするべきだったルン
誰も起こしにこなかったのかよ、って考えてまぁあの星奈母が朝強いわけないよな、などと思った。

さっきも書いたけどパジャマパーティー回で言ってた、ひかるは友達が居ないわけではないけれど、宇宙とか超常とかの趣味は同級生には理解してもらえないと思ってたから一人で楽しんでいた という過去を踏まえるとずっと夜遅くまで話に付き合ってくれたララの存在ってとても大きいんだなぁと

・コスモグミちょーだい
劇場版特融のキャラ設定忠実故に本編だと忘れられた設定拾う奴
コスモグミまだ残ってたのか、それともサマーン星に帰った時仕入れたのか。

・友好的な生物とは限らないルン
この辺は明確に考え方の違いよね。
ひかるは何だかんだ本当に怖い宇宙人と出会ってないからこその対応で、ララは未知の生物は常に警戒するべきっていう教えがあった(であろう)からこその対応かな と。
後で出てくる「みんながひかるみたいな人とは限らないルン」ってセリフが凄い好き。 ララとひかるの出会いあ宇宙レベルの運命的出会いなんだね。

・沖縄へ
みんな楽しそう
言うこと聞いてくれなくてすねるララかわゆし

・もう知らないルン
最後に触覚伸ばして繋ぐのが良かった。 ララの触覚なんてTV本編だと最早ファッションアイテムだし……

・シーサー
シーサー口が衝撃的だったし、まどかもシーサーやると思わなかった。 いや何かまどかって変顔やるイメージ全くなかったから……

・Twinkle Stars
きらきら星モチーフだと思ってたけど全然違ったし、調べたけどなんかそれっぽいの出てこなかったんだけどオリジナルなのかな? ながれぼしのうた?
見る前は『言葉の通じないユーマ』『別れ』『歌で想いを伝える』って絶対めちゃくちゃになるだろ……て思ったら綺麗にまとまった。 ユーマの好きだった曲、ララが落ち着かせるために真似した曲、ひかると一緒に歌った曲 それが最後解決の鍵になるのが綺麗だった。
ユーマも『歌ってる』演出が上手い。 映画見た後だとこの曲の印象全然変わるのだわ。

・冒険
何か全体的にガラスの花と壊す世界みがあると思いませんかね。

・ミラクルライトがないであります!
ワンコ有能キャラなのかうっかりキャラなのかよくわからん
あとユニの宇宙スーツ姿が何か新鮮だった。 シッポまで包まれてるし。
ワンコがそのまま宇宙いると思ったら一応ヘルメットしてた。 この違いは一体

・ハンター襲来
街の人がいきなり眠らされる展開何かで見たような気がするけどなんだろ。 ドキプリか?

・えれなキャッチ
まどか「お待たせしました」
ユニインターセプト
この辺の強キャラ感すごい。 そういえばそもそもスタプリはハイスペ集団だった。

後えれなお前その服どうした。 サボローからパクったんか? その服で修学旅行したんか?
ユニのジャージ よく見たらネコチャン描いててめっちゃ可愛い。 お前ちょくちょくあざといな。

・変身スターカラーペン
劇場の大きなスクリーンで見るスタプリの変身バンク改めて綺麗だなぁと

・コスモっこれ! ありがとにゃん
プロデューサーの言ってた『ユニは段々仲良くなっていきます。 最初はペンを勝手に持ち出して技を打ちますが、打ち解けていく内にしっかり貸し借りして使います』の通りだな、と

・かかったにゃん
それぞれ戦闘スタイル意識しててよかった
スター→力押しぐるぐるパンチ
ミルキー→ピカチュウ
ソレイユ→足技(今回の映画でほぼ全部蹴りで戦ってたはず)
セレーネ→射撃打ち落とす奴は見たかったな
コスモ→身軽な動きからの地形戦

コスモの「こいつ……ヤバイにゃん」ってセリフなんか引っかかった。 プリキュアってそういう汚い言葉使わないイメージだったし。 気にしすぎ?

・マグマパーンチ イグニッション
イグニッションと言えばグランドファイア(どうでもいい)

・星座のチカラでパワーアップ
このタイミングで来ると思わなかった。 この後ユーマ連れ去られてどうこうって話展開してくと思ってたから。

パワーアップフォーム ラインで送られてくるけど結局1つずつしか使わないんでしょ と思ってたから全部出したのはびっくり。
にしてもキャラとの繋がりがよくわからん。

トーラススター
→力押しのスターのスタイルっぽいと言えばぽい

リオミルキー
→ララにはああ見えて勇敢な獅子心が眠っている…… は無理あるだろ……

リーブラソレイユ
→髪型だせぇ。 公平のイメージならまどかの方がそれっぽい気がする。
バリア技とか光で影消すとかはバトル展開として好きです。

カプリコーンセレーネ
→まどかの中には悪魔のような部分も存在しているからこそ、オークションの時のような立ち回りも出来た、とか。
メインのペンはいて座でよかったのでは。

ウァーゴコスモ
→羽があるから一番正統進化感ある
コスモは4つもフォームあるから消化大変ですね

ジェミニコスモ
「出し惜しみはなしにゃん」のセリフめちゃかっこいいです。
ふたご座だから分身とかいう安直な技(それ以外の技なくね) レインボー星人は個であり群だからジェミニ(強引)

アリーズコスモ
ガードポイント時の見た目が完全にスケープゴート
レインボー星人は皆眠りについてるからアリーズ(強引)

スコーピオソレイユ
見た目はまんまサソリーナ。 技はドフラのオバヒだ。
超巨大恒星のアンタレスは太陽系における太陽と性質が近い(いや向こうの方が圧倒的に規模大きいけど)からスコーピオ

サジタリアスセレーネ
一射で一掃するの完全にガンダムの世界観
これはまどかにピッタリのスタイルだと思う。 てかメインの使用ペンなんでやぎ座なんだ。

アクエリアスコスモ
ただの攻撃ではなく導線を作るのは演出上手いなぁと思った。
ネコ除けの水だからアクエリアス(じゃあダメじゃん)

パイシーズスター
単なる移動手段ではあるけど、水棲系の星座を使ってるから納得感ある。
こじつけが思いつかない。

キャンサーミルキー
キャンサーの扱いが悪いのは常識。

黄道十二星座の名前覚えるの何きっかけが多いんですかね。 僕はFF9のステラツィオです。
つまりスタプリの最終回フォームはオフィユカス(超適当)

・勝っちゃったよ
てっきりここで連れ去られてどうこうだと思ってたから。
戦闘を小悪党に絞ったからこそこの映画は面白かったと思うなぁ。

・おわかれ ルン……?
みんなの態度の差が面白いよね。 やりきれないけど受け入れるひかる、割り切れるえれなとまどか、初めから情を持たないユニ。
ユニなんてさっきまでスタードロップのこと知らないとは思えないような発言だ。

おわかれと言えば本編でもララはひかると別れることがあったけど、別れる側と見送る側では気持ちが違うのかな。
選択を受け入れられなくて崩壊したロジックを持ち出す展開は好き(オーズのお前のメダルを全部砕く!みたいな)だからこのシーンの狼狽したララ好きだった。

・急転直下
ここでまどかとユニまで出し抜かれるのは違和感あると言えばあるけどね。

・わたしたちは星
いきなり歌い出して精神風景が展開されるところ うたプリとかスタミュとかダンデビとか、そういう方面と似てるよね。
手を繋ぎながらの変身 あそこ手描きかCGかわからんけどめちゃくちゃ綺麗だった。 あそこの映像美でもってのこの映画だわ。

・ミラクルライトでプリキュアを応援するフワ~
ここでミラクルライト使うの最高過ぎる。
単なる元気玉アイテムじゃなくて、TVでもチラ見せして序盤から使ってたアイテムだから唐突感もノルマ感もないし上手過ぎるのだわ。
まぁこんな感動的なミラクルライトも工場で大量生産されたものなんだけど(ミラクルユニバースは黒歴史にすべきでは?)
これが毎年恒例になるとそれはそれで違う気がするから元気玉が一概にダメとは言わないけどね。

・ユーマ成体
スター+ミルキーなのはわかるけど、何か真中らぁらに見えた。
ここでユーマが喋ったら最悪だけどどうなる…… どうなる…… ってドキドキしてたけど、無事喋ることなく触覚を使ったコミュニケーションで締めてて良かった。
『またね』をアレで伝えるのはお見事です。

・道しるべのスターカラーペン
何かフォーゼのロケットステイツを思い出した。 アレみたいに本編でそっと使われたら泣いちゃうかも。
とは言え、あくまでイベントアイテムとしてのスターカラーペンでもいいのかな とも。

・『またね』は叶わない約束
て、オタクの考察見てこれは思わなかったな~。
あの星はユーマの『夢』でしかなくて、スタードロップとしてのユーマはまだ幼体でしかない。 だからララの一生の間には再会は叶わないと。

・ED
EDキャストにユーマ居るのが嬉しかった。

・最後まで見て思った
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これ嘘予告かよ! 闇サトシかよ!



こんなところですかね。 考察とかするようなところはあんまないかな~ と思います。
スタプリ全体の感想はまた今度の機会に。



【余談】
WGP東京がなくなったので、WGPで使う予定だったデッキの話するかもしれないし、しないかもしれません。